コミュニティイベント「taaaaarpで遊ぼう」の開催が近づくなか、「そもそも遊びって何だろう?」「コミュニティと遊びって、どう関係しているんだろう?」という問いが浮かんできました。子どもの頃は自然とやっていた「遊ぶ」という行為——大人になるにつれて、いつの間にか忘れてしまっていませんか?今回は「遊び」をテーマに、内田さんと井上がたーっぷり語り合いました。
今回のテーマ
遊び
【センター近況報告】
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コミュニティイベント「taaaaarpで遊ぼう」開催決定!(3月4日・教職員限定):これまでのセッションは「対話・考える」が中心でしたが、今回は「みんなで遊ぼう!」がテーマのイベントです。お楽しみの中身は2つ——
- ① 共創ビジョンボード:ひとつのお題に対して、雑誌の切り抜き(気になるワードや写真)をペタペタ貼ってグループでコラージュ作品を作る遊び。頭で考える前に、手と直感を動かします!
- ② タイトルコール選手権:「taaaaarpで、話そう」のタイトルコールをみんなで披露!一番”taaaaarpらしい”コールをした方が優勝。優勝者の声は、この番組の正式タイトルコールに採用予定です🎙️
- 公開収録も計画中:イベントの様子をポッドキャストでもお届けできるかも!?
このポッドキャストを聴いてくださっている教職員の方も参加可能!ぜひご参加ください。
【主な話題】
なぜ「遊び」のイベントをやるのか?
- 「共創体験会」より「遊びながら共創」:あらたまって「さあ、共創しましょう」と言うより、遊びのモードの中でつい共創してしまう——それが本当の共創体験なのでは?
- 感性・感覚を使う時間へ:これまでのセッションは「考えること・言葉にすること」中心。今回は視覚・聴覚・身体感覚を使う内容で、頭より手を先に動かす体験を大切にしています。
「遊んでいる」のか、「遊ばれている」のか?
- 内田さんが長年気にしていた問い。子どもがテレビゲームで遊んでいるとき、それは本当に”遊んでいる”のか?それともプログラムに”遊ばれている”だけなのか——。
- 本物の遊びの条件は「自ら何かを作り出すこと」:あらかじめ用意されたコースをクリアするだけではなく、自分で何かを生み出す主体性があってこそ、遊びは本物になる。
- 遊ばせ上手は、いいファシリテーター:一方で、制約や仕掛けをうまく設計することで、相手をより深く遊ばせることもできる。「遊ばれること」を一概に否定する必要もない、というバランスのある視点も。
遊びに必要な要素とは?
- 自発性:「遊びたいから遊ぶ」——これが遊びの根っこ。誰かに言われてやるものではない。
- 熱中・没入感:ワクワクして我を忘れる感覚。
- 感性・感覚:頭・理性よりも、直感・身体で感じること。
- 適度な制約:まったく自由すぎると逆に遊びにくい。ルールや制約があるからこそ、遊びは深まる(桃鉄のハンデ設計の話も!)。
実力差がある人たちは、本当に遊べるのか?
- 野球・音楽バンド・ボードゲーム……実力差があると、楽しさが損なわれることもある。
- 一方で、適切なポジション設計やルール調整によって、実力差があっても「プロセスを楽しむ」「一場面に湧く」ことはできる。
- 「結果を競う」だけでなく、「プロセスを楽しむ」感性が遊びの面白さを広げる。
遊びとコミュニティの関係
- 子どもが「一緒に遊ぼう!」と声をかける瞬間——あれが、コミュニティの最初の一歩。
- 大人も同じ。飲みに行こう・何かを一緒にやろう、という「遊び」の誘いが、職場や組織を超えた関係性を育てる。
- 組織の中では業務の役割しか見えないが、遊びの中でこそ「この人の関心はここにあったんだ」と分かる。その気づきが、仕事にも共創活動にも生きてくる。
- 「あなたもあの音楽が好きなの?」「その本、私も読んでます!」——遊びや趣味の共有が、一気に距離を縮める。
【今回の収録を終えて】
井上より:話しながら気づいたことがひとつ。仕事と遊びの関係といえば「遊びで人間関係が良くなる」効果がよく語られますが、それだけじゃない。自分の仕事そのものに遊び心を持ち込むことで、工夫が生まれる。「こう言われたからこうやる」ではなく、「自分なりにちょっとやってみよう」——その遊び心が、仕事の質を変えるんじゃないかと思いました。
内田より:子どもは0歳のときから遊びを通じて世界を学んでいく。遊びは人間の本質だという方もいます。大人になると、仕事や役割の中で「遊び」の感覚を少しずつ忘れていってしまうけれど、研究者というのは、実は自分の関心事をずっと遊び続けている職業なのかもしれない。おとなも、もっと「遊び」を取り戻そうよ——そんな気持ちを改めて感じた収録でした。
ぜひ、お聴きください!